富士山がのったような写真を撮ろうと訪日客が集まるコンビニエンスストアの前に、山梨県富士河口湖町は21日、撮影を防ぐ黒い幕を設置した。住民から苦情が相次いだためで、マナーが改善されるまで張り続ける方針だ。
富士河口湖町によると、海外のインフルエンサーが2022年秋ごろ、店と富士山を重ねた写真をSNSに投稿したことがきっかけだ。以来、訪日客で混み合うようになり、危険な道路の横断やごみのポイ捨てなどが問題となった。
富士山を望む街中に現れた長さ20メートル、高さ2・5メートルの巨大な黒い幕――。「映えスポット」として訪日客に人気のコンビニエンスストア前で、撮影を防ぐための工事が21日完了した。海外メディアを含め、多くの人が作業を見守る中、町が下した苦渋の決断への ...
山梨県富士河口湖町は21日、コンビニの屋根の上にのっているような富士山を撮影できると訪日客らが多く集まる写真スポットに、マナー違反対策で富士山を見えなくする巨大な黒い幕を設置した。