ウクライナメディアはハルキウ州のロシアとの国境都市・ボフチャンスクなど2つの地域からウクライナ軍が後退し、事実上、撤退したと報じました。
一方、イギリス国防省はロシア軍がハルキウ州の戦力を補強するため、「アフリカ軍団」と呼ばれる戦闘経験の豊富な傭兵で構成された部隊を派遣したとの分析を明らかにしています。
ウクライナの東部・ハルキウで攻勢を強めているロシア軍について、ウクライナ政府の高官は「3万人以上の兵士が参加している」と述べました。 ロシア軍は10日以降、ハルキウへの侵攻を続けていて、これまでに9つの集落を制圧したと主張しています。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、16日、アメリカABCニュースのインタビューで「必要なのは2基の地対空ミサイルシステム『パトリオット』だ」と発言していて、ロシアの領空への攻撃能力を求めているとみられています。