5月14日、シャープはテレビ向けの大型液晶パネルからの撤退を発表した。子会社である堺ディスプレイ(SDP)が運営する堺工場(大阪府)は、9月末までに生産を中止するという。2000年代、「液晶のシャープ」として躍進を遂げ、「世界の亀山モデル」で市場を席 ...
2000年代、液晶テレビ「AQUOS(アクオス)」のヒットで大躍進したシャープ。「世界の亀山モデル」で市場を席巻したが、その栄華は長く続かなかった。テレビ向けの大型液晶パネル事業からの撤退が決まり、社員や元経営者は何を思うのか──。【全3回の第1回。
シャープの呉柏勲社長兼最高経営責任者(CEO)は14日に開いた記者会見で液晶ディスプレー事業を売却すると受け取れる発言をしたが、シャープは会見終了後、正しくはセンサーなど半導体事業の売却方針だったと訂正した。