高校生の半数が「 電力福島第1原発」を「東北電力」「福島電力」などと誤解している――。東日本大震災・原子力災害伝承館(福島県双葉町)と東京大が、こんな調査結果をまとめた。
内訳は、東京圏が31.4%、福島県が28.5%と、県内外で大きな差はなかったが、この結果と環境省の調査(2023年)を比較すると、「災害記憶消滅世代」とそれ以上の世代との間に「認識の断絶」が生じていることが明らかになったという。
東京電力は、福島第1原発2号機の溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の試験的な採取に、8月にも着手すると明らかにした。原子力規制委員会から伸縮パイプ式装置を使う工法への変更の認可を受け、装置の差し込み口となる原子炉格納容器の貫通部の堆積(たいせき)物除去も ...